若いうちに受けておけば良かった歯科治療。後悔しています。

   

少し前の数週間、歯が痛くて食事もままならない日々がありました。

私は比較的歯が丈夫なほうで、歯のことでこれほど苦しんだのは人生で初めての経験でした。

原因は親知らずです。

最初に右下の一番奥が痛み始め、食事の際に噛めなくなりました。

噛みしめや歯ぎしりによる一過性の炎症かと思い、しばらく様子を見ていたのですが、痛みは日に日に強くなっていきました。

そして、痛む歯のさらに奥に埋まっている親知らずが原因であることが分かりました。

手持ちの抗生物質を服用し、1週間ほどでようやく普通に噛めるようになりました。

これまでも親知らずが炎症を起こしたことはありましたが、ここまで長引いたのは初めてです。

やっと楽になったと思ったのも束の間、今度は反対側の親知らずが痛み始め、左側でも噛めなくなりました。

こちらもなかなか炎症が治まらず、結局2週間以上痛みに悩まされました。

合計で3週間以上、歯の痛みに苦しんだ人生初の経験でした。

痛みが出た親知らずは2本とも歯ぐきの中にほとんど埋まっており、口の中からは歯の一部が見えている程度です。

このような中途半端に生えた親知らずは、若いうちはそれほど問題にならなくても、年齢を重ねて免疫力が低下すると炎症や痛みが出やすくなります。

私は歯科医ですので、そのことは十分承知していました。しかし、もともと歯の状態が良く、セルフケアもできていたため、たまに痛くなっても「この程度なら大丈夫だろう」と甘く見ていたのです。

 

年齢を重ねると親知らずが炎症を起こしやすくなるのは、免疫力の低下が原因となることが少なくありません。

また、ストレスも免疫力を低下させるため、原因の一つと考えられます。

そのため、炎症を起こしやすい親知らずは、若いうち(できれば社会人になる前)に抜歯しておくことをおすすめします。

その理由は次の2つです。

① 若いうちのほうが抜歯後の治りが早く、抜歯窩(ばっしか:抜いた穴)にしっかりと骨ができます。

一方、年齢を重ねてから抜歯すると骨の治りが悪くなり、手前の7番目の歯(第二大臼歯)の骨を失ってしまうことがあります。その結果、7番目の歯が歯周病に弱くなり、寿命を縮める可能性があります。

② 埋まっている難しい親知らずの抜歯は、一般歯科医院では対応していない場合があり、紹介によって大きな病院の口腔外科で処置を受けることが少なくありません。

こうした病院の口腔外科は平日のみ診療・手術を行っていることが多いため、社会人になってからでは通院のための時間を確保しにくくなります。

 

さて、私自身の話に戻ります。

今回これほどの痛みを経験したことで、親知らずを抜歯する決意をしました。

さすがに自分で自分の親知らずを抜くことはできませんので、口腔外科にお世話になる予定です。

こうなると、勤務医時代に抜いておけばよかったと後悔しています。

当時お世話になっていた院長先生は親知らずの抜歯がとても上手な方でした。あのときお願いしていれば、わざわざ他院へ通院する必要もなく、勤務先で抜歯してもらって完結していた話です。

一般の方よりも、抜歯しやすい恵まれた環境にいたのにも関わらず、抜かなかったあの頃に自分を叱ってやりたいです(笑)

しかし今となっては、通院のための時間を確保しなければなりませんし、抜歯後の治りも若い頃ほど良くありません。

遅くなってから抜くメリットは何もありません。

あるとすれば、さらに年齢を重ねてから抜くよりはましだということだけです。

 

このブログをご覧になっている若い方がいらっしゃいましたら、ぜひ早めに親知らずの抜歯を検討してください。

お子さんがいらっしゃる保護者の方は、適切な時期に抜歯について相談することをおすすめします。

もちろん大人の方も、抜き時は「今」です。

先延ばしにすればするほど、大変になる可能性があります。

こちらも参考にどうぞ。

親知らずを抜歯するリスクアセスメント

親知らずの下に、もう一本親知らず?

以上、「若いうちに受けておけば良かった歯科治療。後悔しています。」でした。

皆さまのお口の健康の参考になれば幸いです。

宝塚市・宝塚南口駅すぐの歯医者
笹山歯科医院

 

少し前の数週間、歯が痛くて食事もままならない日々がありました。

 

歯は比較的良いほうで、歯でこんなに苦しんだのは人生初の出来事でした。

原因は親知らずです。

最初に右下の一番奥の歯が痛くて、食事で噛めなくなりました。

噛みしめや歯ぎしりによる一過性の炎症かと、様子を見ていたところ、どんどん痛みがひどくなり、

痛い歯の奥に埋まっている親知らずが原因で痛くなっていることが分かりました。

手持ちの抗生物質を服用し、1週間程度でやっと普通に噛めるようになりました。

今までも、親知らずの炎症があったことはあるのですが、こんなに長く痛んだのは初めてでした。

そしてやっと楽になったと思ったのもつかの間、次は反対側の親知らずが痛くなり、今度は左側で噛めなくなりました。

こちらもなかなか炎症が引かず、結局1週間以上痛みに悩まされました。

合計で2週間以上、歯の痛みに苦しんだ人生初の経験でした。

痛くなった親知らずは2本とも歯ぐきの中にほとんどが埋まっており、口の中には少し歯の上が見えている程度です。

こういう中途半端に生えた親知らずは、若い時は然程問題がなくても、歳を重ねて免疫力が落ちると、痛みが出やすくなります。

私は歯科医ですので、そのことを重々承知していたのですが、元々それほど歯も悪くなく、自分なりにセルフケアも出来ていたので、

たまに痛くなっても、その程度ならいいかと甘く見ていたのです。

歳を重ねて、親知らずが炎症を起こしやすくなるのは、免疫力の低下が原因となる場合が多いです。

ストレスは免疫力を低下させますので、ストレスも原因の一つとなります。

炎症を起こしやすい親知らずは若いうち(出来れば社会人になる前)に抜いておくことをお勧めします。

その理由は

①若いうちの方が抜いた後の治りが早く、抜いた穴に骨がしっかりと出来る。逆に歳を取ってから抜くと、骨の治りが悪く、手前の7番目の歯(第二大臼歯)の骨を失ってしまい、7番目の歯が歯周病に弱くなり、寿命を短くする可能性がある。

②埋まっている難しい親知らずの抜歯は、一般開業医でおこなっていない場合があり、紹介で大きな病院の口腔外科での抜歯処置となることが多いです。

そういう病院の口腔外科は基本平日のみの手術が多いので、平日休みが取りにくくなる社会人になると、通院が難しくなる。

です。

 

私の話に戻ります。

今回、酷い痛みを経験したことで、親知らずの抜歯をおこなうつもりです。

さすがに自分で自分の親知らずは抜けませんので、口腔外科にお世話になると思います。

 

こうなると、勤務医の時に抜いておけばと後悔しています。

その昔、勤務医の頃にお世話になった勤務先の院長先生は親知らずを抜くのが上手かったので、お願いして置けば、どこかに通院する必要もなく、終わっていたのに…。

今となっては時間も確保しなければならないし、抜いた後の治りも悪い。

遅くなって抜くメリットは何もありません。

ただ、もっと遅くなって抜くよりマシというだけです。

このブログをご覧になっている若い方がいらしたら、是非早めに親知らずを抜いておいてください。

お子さんがいらっしゃる保護者の方でしたら、抜歯を薦めてあげて下さい。

もちろん大人の方も、抜き時は今です。遅くなればなるほど大変になります。https://sasayama-dc.com/diary-blog/%e5%8f%a3%e8%85%94%e5%a4%96%e7%a7%91%e3%80%80%e6%8a%9c%e6%ad%af%e3%80%80%e8%a6%aa%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9a/11536

 

こちらも参考にどうぞ

親知らずの下に、もう一本親知らず?

 

以上「若いうちに受けておけば良かった歯科治療。後悔しています。」でした。

皆さまのお口の健康の参考になれば幸いです。

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